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Phi::Pen
Phi::Canvas にイメージを描画する Windows ペンの属性
- 参照
-
Phi::Canvas#pen
properties
- color : Fixnum (Color)
-
キャンバス上に描画する線の色
線または形状アウトラインの描画に使う色を変更するために color
を設定します。ペンがどのように色を使うかは mode と style で指定します。
- handle : Fixnum (HPen)
-
Windows ペンオブジェクトハンドル
ペンオブジェクトハンドルが必要な Windows API 関数を呼び出すときには handle
プロパティを使ってください。 handle
プロパティはキャンバス上のデバイスコンテキストで現在選択されている Windows ハンドルです。
- mode : Fixnum (PenMode)
-
キャンバス上に線を描画する方法
描かれる線の色をキャンバス上の色とどのように対応させるかを指定します。以下に mode
の効果を示します。
- PM_BLACK
-
必ず黒
- PM_WHITE
-
必ず白
- PM_NOP
-
変化なし
- PM_NOT
-
画面色の反転色
- PM_COPY
-
Color プロパティで指定するペン色
- PM_NOT_COPY
-
ペン色の反転色
- PM_MERGE_PEN_NOT
-
ペン色と画面反転色の組み合わせ
- PM_MASK_PEN_NOT
-
ペン色と画面反転色のどちらにも共通な色の組み合わせ
- PM_MERGE_NOT_PEN
-
画面色とペン反転色の組み合わせ
- PM_MASK_NOT_PEN
-
画面色とペン反転色のどちらにも共通な色の組み合わせ
- PM_MERGE
-
ペン色と画面色の組み合わせ
- PM_NOT_MERGE
-
ペン色と画面色の
PM_MERGE
組み合わせの反転
- PM_MASK
-
ペン色と画面色のどちらにも共通な色の組み合わせ
- PM_NOT_MASK
-
ペン色と画面色のどちらにも共通な色の
PM_MASK
組み合わせの反転
- PM_XOR
-
ペン色または画面色の ( 両方ではなく ) どちらかの色の組み合わせ
- PM_NOT_XOR
-
ペン色または画面色の ( 両方ではなく ) どちらかの色の
PM_XOR
組み合わせの反転
- style : Fixnum (PenStyle)
-
ペンで線を描画するスタイル
style
は,点線や破線を描画したり,または図形の枠として表示される線を省略したりできます。以下に style
の値を示します。
- PS_SOLID
-
実線
- PS_DASH
-
破線
- PS_DOT
-
点線
- PS_DASH_DOT
-
一点鎖線
- PS_DASH_DOT_DOT
-
二点鎖線
- PS_CLEAR
-
線は描画されない ( 現在のペンを使って図形の周囲にアウトラインを描画する線を省略するのに使う )
- PS_INSIDE_FRAME
-
実線。ただし width が 1 より大きい場合には中間色を使う場合がある
- 注意
-
PS_INSIDE_FRAME スタイルだけはカラーテーブルにない color と一致させるために中間色を作成します。他のスタイルはすべて Windows のカラーテーブルからもっとも近い色を選択します。
- 注意
-
width
が 1 でないときには PS_DOT または PS_DASH は使えません。
- width : Fixnum
-
ペンの幅 ( ピクセル単位 )
width
は線幅を設定できます。 width
を 1 未満に設定すると,ペンは width
が 1 のときの幅になります。
- 注意
-
width
の値は style
の値が有効かどうかを左右します。
methods
- assign(source) : nil
-
別の Phi::Pen オブジェクトのペンのプロパティを割り当てます。
source が別の Pen
オブジェクトであると識別した場合, assign
は source の color , width , style , mode をコピーします。 Pen
でない場合には,継承メソッドが Persistent#assign_to で Pen
オブジェクトに書き込めるオブジェクトからプロパティをコピーします。
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