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Phi::Font
class methods
- new : Phi::Font
-
properties
- charset : Fixnum
-
フォントの文字セット
- color : Fixnum
-
テキストの色
- height : Fixnum
-
フォントの高さ
height は,フォントの高さをピクセル数で指定します。値が負の数の場合は,テキストの各行の上に表示される内部レディングは含まれません。値が正の数の場合は, height
は内部レディングを含めた文字の高さを表します。
フォントのサイズをポイント数で指定するときは, height
でなく size
を使います。ユーザーはポイント単位でフォントサイズを指定するのが一般的ですが,アプリケーションではフォントを画面に表示するときにピクセル単位でのフォントの実際のサイズが必要になります。
ポイントサイズから height
の値を得るには次の式を使います。
font.height = -font.size * font.pixels_per_inch / 72
height
が正の値の場合, size
は負の値になります。 size
が正の値の場合, height
は負の値になります。
- name : String
-
フォント名
- pitch : Fixnum
-
フォントの文字幅をすべて同じにするかどうか
書体にはそれぞれのピッチが関連付けられています。固定ピッチフォントの文字はすべて同じ文字幅で,可変ピッチフォントの文字の文字幅はそれぞれ異なります。固定ピッチフォントは,字下げを揃えることができるので,ソースコードを記述するのによく使われます。可変ピッチフォントは,テキストを自然な体裁で表示する場合に使われます。
- FP_DEFAULT
-
フォントピッチはデフォルト値に設定される。デフォルト値は name に指定したフォントによって異なる
- FP_FIXED
-
フォントピッチは固定ピッチに設定される。フォント内のすべての文字は同じ幅になる。
- FP_VARIABLE
-
フォントピッチは可変ピッチに設定される。フォント内の文字は幅が異なる
固定ピッチフォントで pitch
を FP_VARIABLE
に設定したり,可変ピッチフォントで pitch
を FP_FIXED
に設定したりすると, Windows は指定されたすべてのフォント特性にもっともよく一致するものを探します。その場合,フォントの体裁は何も変わらないか,または,別のフォントが適切なピッチで代用されます。たとえば, MS Serif( 可変ピッチのフォント ) のピッチを FP_FIXED
に設定した場合は, Courier が表示されます。
- pixels_per_inch : Fixnum
-
論理インチと,フォントを使うデバイス ( プリンタまたは画面 ) のピクセルとの間の変換係数
pixels_per_inch
は,フォントがフォームのキャンバスからプリンタにコピーされるときにフォントのポイント数が同じになるようにするために使います。 pixels_per_inch
はプリンタフォントだけに影響を及ぼし,変更してはなりません。
フォントのサイズを変更したい場合は size
と height
を使います。
- size : Fixnum
-
フォントの高さ
size
は,フォントのポイントサイズを指定します。値が負の数の場合,テキストの各行の上に表示される内部レディングが含まれます。値が正の数の場合, size
は内部レディングを含まない文字の高さを表します。フォントのサイズをピクセル数で指定するときは, size
でなく height
を使います。ピクセル単位の高さから size
の値を得るには次の式を使います。
font.size = -font.height * 72 / font.pixels_per_inch
size
が正の値の場合, height
は負の値になります。 height
が正の値の場合, size
は負の値になります。
- style : Array
-
フォントの属性
style
は,文字に太字・斜体・下線付き・打ち消し線付きの属性を付けることができます。 style
は,以下の値からなる集合です。指定しなくてもかまいません。
- FS_BOLD
-
太字になる
- FS_ITALIC
-
斜体になる
- FS_UNDERLINE
-
下線付きになる
- FS_STRIKEOUT
-
打ち消し線付きになる
methods
- to_s : String
-
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