[ top ] [ prev ] [ up ] [ next ]

Phi::Control

すべての Visual Component の抽象クラス

super class

Phi::Component

properties

parent
親 Phi::Control を与える。

name : String
名前を指定する。 Phi は name の変更を保証しない。

left : Fixnum
左端の水平座標における親に対する相対距離を指定する。

top : Fixnum
上端の垂直座標における親に対する相対距離を指定する。

width : Fixnum
水平方向の大きさを指定する。

height : Fixnum
垂直方向の大きさを指定する。

enabled : Boolean
無効であるか。通常,無効になった component は淡色で表示される。

visible : Boolean
表示しているかどうか。実際に見えるかどうかは分からない。事実, visible が true でも,親であるコンテナが表示されていないと見えない。このために, showing がある。

visible は hide で false になり, show で true になる。

align : Fixnum
コンテナ ( 親 control) 内で control を揃える方法を指定する。 constants#Align を参照のこと。

anchors : Fixnum
control がどのように親に対して固定されるかを指定する。 constants#Anchors を参照のこと。

color : Fixnum
背景色。

parent_color : Boolean
親と同じ背景色を使うかどうか。

font : Font
フォント。

parent_font : Boolean
親と同じフォントを使うかどうか。

cursor : Fixnum
マウスカーソルの画像を示す。 constants#Cursor を参照してください。

hint : String
マウスが Phi::Control 上を移動するときに表示されるテキスト文字列を保持する。

show_hint : Boolean
ヘルプヒントを表示するかどうか。

parent_show_hint : Boolean
親の show_hint を使うかどうか。

drag_cursor : Fixnum
コントロールがドラッグされているときに表示されるマウスポインタを表すイメージ cursor

drag_mode : Boolean
コントロールがドラッグアンドドロップ操作またはドラッグアンドドック操作をどのように開始するか

attributes

parent : Phi::Control

methods

show : nil
見せる。 visible を true にする。

hide : nil
隠す。 visible を false にする。

screen_to_client(point) : Point
画面上の指定した点の画面座標をクライアント座標に変換する。

point : Phi::Point

screen_to_client を使うと,点の画面座標をローカルまたはクライアント領域の点の座標に変換できる。

クライアント領域座標の (0, 0) はコントロールのクライアント領域の左上隅に相当する。画面座標の (0, 0) は画面の左上隅に相当する。

client_to_screenscreen_to_client を使うとコントロールの座標系を別のコントロールの座標系に変換できる。
p = target_control.screen_to_client(source_control.client_to_screen(p))
この例は psource_control の座標から target_control の座標に変換する。

client_to_screen(point)
点のクライアント領域座標をグローバルな画面座標に変換する。

point : Phi::Point

client_to_screen は,コントロールに対してローカルな座標で表されていた位置を,画面座標の対応する位置に変換できる。

event handlers

on_can_resize(array) : arg1
コントロールのサイズを変更しようとしたときに発生する。

array : [new_width, new_height, resize]
new_width : Fixnum
オブジェクトの新しい幅

new_height : Fixnum
オブジェクトの新しい高さ

resize : Boolean
サイズ変更が可能な場合は true を返し,サイズ変更を中止する必要がある場合は false を返す。

on_can_resize を使うと,コントロールをサイズ変更する方法を調整できる。必要であれば, on_can_resize でコントロールの新しい幅と高さを変更する。 resizefalse にして返すと,サイズ変更が中止される。

on_can_resize ない場合,または resizetrue の場合, on_can_resize の直後に on_constrained_resize が発生する。

on_constrained_resize(array) : arg1
on_can_resize の直後に発生する。

array : [min_width, min_height, max_width, max_height]
min_width : Fixnum
オブジェクトの幅のサイズ変更可能な最小値

min_height : Fixnum
オブジェクトの高さのサイズ変更可能な最小値

max_width : Fixnum
オブジェクトの幅のサイズ変更可能な最大値

max_height : Fixnum
オブジェクトの高さのサイズ変更可能な最大値

on_constrained_resize を使うと, self をサイズ変更しようとしたときに, self のサイズ制約を調整できる。 on_constrained_resize に入るときに, arrayconstraints の対応する property に設定される。新しい高さおよび幅になる前にそれらの値を調整できる。 can_auto_size または on_can_resize がすでにこの新しい高さと幅を調整していることもある。

on_constrained_resize から出るときに,新しい高さと幅に制約が適用される。制約が適用されると,コントロールの高さと幅が変更される。コントロールの高さと幅が変更された後で, on_resize が発生して,最終的な調整または応答が可能になる。

on_resize : nil
on_resize を使うと,コントロールのサイズが変更された後で最終的な調整を行える。コントロールのサイズを変更しようとしたときにコントロールが応答する方法を変更するには,かわりに on_can_resize または on_constrained_resize を使うこと。

on_click : nil
ユーザーがコントロールをクリックしたときに発生する。

on_dbl_click : nil
on_drag_drop : nil
on_drag_over : nil
on_end_dock : nil
on_end_drag : nil
on_mouse_down : nil
on_mouse_move : nil
on_mouse_up : nil
on_start_dock : nil
on_start_drag : nil
author: YOSHIDA Kazuhiro
[ top ] [ prev ] [ up ] [ next ]