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Phi::Button

押しボタンコントロール

Phi::Button は Windows 標準のボタンである。

Phi::Button は,ボタンの動作や状態を制御するプロパティを数多く備えている。

ビットマップを配置できる押しボタンコントロールを使用するには, Phi::BitBtn を使用すること。複数のボタンをひとつのグループとして機能させるには, Phi::SpeedButton を使用すること。

注意
Phi::Button#caption は常に中央に揃えられるため, bi_di による位置揃えは意味を持たない。

super class

Phi::WinControl

class methods

new(parent[, name, caption]) : Phi::Button

properties

cancel : Boolean
[Esc] が押されたときに on_click を実行するかどうか

default: Boolean
[Enter] が押されたときに on_click を実行するかどうか

modal_result : Fixnum
ボタンが ( mode 付 ) 親 form を閉じるかどうか,またどのように閉じるか

Phi::Button#modal_result を設定すると,簡単に button click で mode 付 form が閉じるようにできる。 button を click すると,親 form の modal_result はその button の modal_result と同じ値に設定される。

たとえば, dialog box に [ OK ] と [ Cancel ] の 2 つのボタンがあるときは,ボタンの modal_result を設計時にそれぞれ MR_OKMR_CANCEL に設定する。こうしておけば実行時には, [ OK ] を click すると dialog box の modal_resultMR_OK に変わり, [ Cancel ] を click すると dialog box の modal_resultMR_CANCEL に変わる。

それ以上の処理が必要でない場合は,そのボタンのための on_click を書かなくてよい。

methods

click : nil
マウスボタンをクリックしたときと同じ動作をシミュレートする。

click を呼び出すと,ボタンの modal_result の値が親フォームの Phi::Form#modal_result に割り当てられ,次に on_click が呼ばれる。

event handlers

author: YOSHIDA Kazuhiro
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