しかし、猿というのは種類や分類を表すだけで、猿という種類や分類が実際に食べたりするわけではありません。実際に食べるのは猿の個体(例えば猿の太郎とか反省猿とか)です。オブジェクト指向言語では猿の太郎に対応するものを猿クラスのインスタンスという言い方をします。
猿(という種類) -> 猿の太郎
猿クラス -> 猿クラスのインスタンス
このようにクラスは分類や種類を、インスタンスはクラスの実体を表します。そして、オブジェクトはクラスとインスタンスの両方のことを指します(RubyではクラスもClassクラスのインスタンスなので、この表現でも良いと思います)。
ここではオブジェクト指向言語でしばしば使われるオブジェクトとクラスとインスタンスについて軽く触れましたが、これはオブジェクト指向言語の説明の一部分でしかありません。他にも継承・カプセル化・多態性については説明するべきなのですが、これについては他の文章にお任せすることにします。
(クラスの例えは分類や種類よりも設計図とかの方が分かりやすいでしょうか?)