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Phi::Bitmap

Windows の HBITMAP と HPALETTE

Phi::Bitmap オブジェクトは,ビットマップグラフィックの内部イメージを保持し,描画時にパレットを自動的に管理する。ビットマップは強力なグラフィックオブジェクトであり,イメージの作成や操作 ( スクロール・回転・描画 ) を行ったり,メモリにまたはファイルとしてディスクに保存したりできる。

ビットマップをキャンバスに描画するには, Phi::Canvas#draw または Phi::Canvas#stretch_draw を呼び出し,引数として Phi::Bitmap を渡す。

Phi::Bitmap のコピーの作成は,イメージではなく単にハンドルがコピーされるだけなので,高速に行える。複数のハンドルを共有している Phi::Bitmap オブジェクトのイメージが変更される場合,修正 ( 書き込みコピー ) が実行される前にイメージが複製される。

properties

canvas : Phi::Canvas
ビットマップを表す描画面

canvas は, Phi::Canvas オブジェクトを利用してビットマップに対する描画を行うことができる。 canvas に描画すると,基になっているビットマップイメージのピクセルを効率よく変更できる。

empty : Boolean
ビットマップオブジェクトにグラフィックが含まれているかどうか

empty を使うと,ビットマップがビットマップオブジェクトにロードされたか, canvas を使って描画されたかを確認できる。

true
ビットマップイメージが空,つまりビットマップオブジェクトにビットマップが含まれていない
false
ビットマップイメージが空ではない,つまりビットマップオブジェクトにビットマップが含まれている

methods

assign(source) : nil
新しいビットマップイメージをビットマップオブジェクトに格納する。

source : Persistent

assign は, source の内部のビットマップイメージをビットマップオブジェクトに格納する。

その後, assign は,継承された assign を呼び出す。ビットマップを変更する必要がある場合,ビットマップイメージが複製されてから変更 ( 書き込みコピー ) が実行される。

参照
Phi::Picture#graphic
author: YOSHIDA Kazuhiro
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